UTM導入で失敗しないために確認したい7つのポイント|中小企業向け

UTMは、ウイルス対策や不正アクセス対策など、複数のセキュリティ機能を1台にまとめられる便利な機器です。

一方で、

「とりあえず有名メーカーを選んだ」
「安い機種を入れておけば大丈夫だと思った」
「設置して終わりだと思っていた」

という導入方法では、後から通信速度やVPN、設定変更、更新費用などで困ることがあります。

中小企業がUTMを導入するときは、価格だけではなく、現在のネットワーク環境と今後の運用まで含めて選ぶことが重要です。

ここでは、UTM導入前に確認しておきたい7つのポイントを解説します。

1.利用人数と端末台数を確認する

UTMを選ぶとき、まず確認したいのが利用人数と端末台数です。

社員10人の会社でも、1人がパソコン・スマートフォン・タブレットを利用していれば、ネットワークに接続する端末は20台、30台になることがあります。

また、複合機、NAS、監視カメラ、Wi-Fi機器などもネットワークを利用します。

単純な社員数だけではなく、実際にUTMを通過する端末数を確認して機種を選ぶことが重要です。

利用人数ごとの考え方については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
「UTMは何人くらいの会社から必要?5人・10人・30人の中小企業で考える選び方」

2.インターネット回線の速度を確認する

UTMには機種ごとに処理できる通信量の上限があります。

高速なインターネット回線を契約していても、UTMの処理能力が足りなければ、UTMが通信のボトルネックになる可能性があります。

特に、

  • クラウドサービスを多く利用する
  • 大容量ファイルを送受信する
  • Web会議を頻繁に利用する
  • 拠点間VPNを利用する

といった企業では、通信量を考慮した機種選定が必要です。

「小さな会社だから一番小さいモデルで大丈夫」とは限りません。

3.VPNを利用するか確認する

テレワークや拠点間通信でVPNを利用する場合は、UTM選定時に確認しておきましょう。

VPNには、

  • 外出先から社内へ接続するリモートアクセスVPN
  • 本社と支店を接続する拠点間VPN

などがあります。

VPN利用者数や通信量によって、必要な性能も変わります。

WatchGuardを利用したモバイルVPNについては、こちらで解説しています。
「WatchGuardで組むモバイルVPN」

4.現在のルーター構成とUTMの設置方法を確認する

UTMは、現在利用しているルーターを置き換える方法だけではありません。

既存ルーターを残し、その後ろにUTMを設置することもできます。

ネットワーク構成やVPN、固定IP、電話設備などによって、適切な設置方法は異なります。

既存環境を確認せずにUTMを設置すると、インターネット接続やVPNなどに影響することがあります。

UTMの設置方法については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
「UTMの設置モード選択のポイント」

5.導入費用だけでなく更新費用も確認する

UTMには、本体代だけではなくセキュリティライセンスなどの費用が必要です。

購入、リース、レンタル、サブスクなど、契約方法によっても費用のかかり方が変わります。

導入時に安く見えても、

  • ライセンス更新
  • 保守費用
  • 機器交換
  • 設定変更

などを含めると、長期的な費用が変わることがあります。

UTMの費用については、こちらの記事をご覧ください。

内部リンク:
「UTMの費用はいくら?中小企業が導入するときにかかる費用と選び方」
→ 8/31公開記事

また、レンタル・リース・サブスクの違いはこちらで解説しています。
「UTMはレンタル・リース・サブスクのどれが得?中小企業向けに比較」

6.導入後の設定変更や保守体制を確認する

UTMは、設置したら終わりではありません。

導入後に、

  • VPN利用者を追加したい
  • 新しいサービスを使いたい
  • 通信を許可・制限したい
  • 拠点を追加したい

といった設定変更が必要になることがあります。

そのときに、

「誰に相談すればいいのか」

が明確になっていることが重要です。

機器の販売会社、設置会社、保守会社がそれぞれ別の場合、トラブル発生時に原因の切り分けに時間がかかることもあります。

DataDefenseでは、UTMの機種選定から初期設定、設置、導入後の設定変更・運用保守まで自社で対応しています。

7.将来の機器更新まで考えておく

UTMにも機器寿命やメーカーのサポート終了があります。

現在の会社規模だけを基準に機種を選ぶと、社員数や通信量が増えたときに早期の入れ替えが必要になることもあります。

また、EOL(サポート終了)を迎えた機器を使い続けることは、セキュリティ面でもおすすめできません。

WatchGuardのEOLについてはこちらで紹介しています。
「WatchGuardのEOLとは?EOSとの違い・サポート終了後の対応」

まとめ

UTM導入で失敗しないためには、単に価格やメーカーだけで選ぶのではなく、

  • 利用人数・端末台数
  • 通信量
  • VPN利用
  • ネットワーク構成
  • 導入・更新費用
  • 導入後の保守
  • 将来の機器更新

まで確認しておくことが重要です。

DataDefenseでは、現在のネットワーク環境を確認したうえで、WatchGuardを中心にUTMの機種選定・初期設定・設置・運用保守まで対応しています。

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