UTMとは?
Unified Threat Managementの頭文字をとったもので、日本語では統合脅威管理と呼ばれています。
UTM導入のメリット
UTMは、ゲートウェイセキュリティを提供します。出入り口対策と言う事もあります。
インターネット接続の外側(WAN)と内側(LAN側)、すなわちインターネットへの出入り口となりますので、出入り口でウイルスや不正アクセスを防御する事で内部のセキュリティが高まります。具体的な機能は次のとおりです。
- ファイアウォール(標準機能)
- VPN(標準機能)
- ウイルス対策(Gateway AntiVirus/UTM機能)
- 不正侵入検知・防御(IPS/UTM機能)
- Webフィルタリング(WebBlocker/UTM機能)
- スパム対策(spamBlocker/UTM機能)
WatchGuard UTMネットワーク構成図例

WatchGuard UTMを設置した場合のネットワーク構成図です。
インターネットと接続する出入り口に設置、UTMでセキュリティ対策を実施していますので、内部にあるPCやスマホはセキュリティで防御された状態になります。
また、VPN接続もできますので他拠点との通信を可能にする拠点間VPN、外出先からの通信を可能にするモバイルVPNの利用も可能です。
UTM設置方法
UTM設置方法には、大きく2つの方法があります。
- ルーターモード
- ブリッジモード
ルーターモードは、既存のルーターを置き換えてUTMをルーターとして利用する接続する方法。ブリッジモードは、ルーターはそのまま利用して、ルーターとPCの間にUTMを挟み込む設置方法になります。
弊社では、障害が発生した時に対処を容易にするため、ルーターモードでの導入を推奨しています。
UTMの購入方法について
UTMにかかる費用については、本体費用とライセンス費用、そこに設置費用や保守費用が加わり提案される事が多いです。UTMが特殊なのが、ライセンス費用がかかること。
ライセンス費用が何かと言うと、ウイルス対策ソフトを想像してもらうと分かりやすいでしょうか。1年や3年と言ったその期間使えるソフトを購入して、その期限が切れるころには更新用のソフトを購入するかと思います。それと同じようにUTM機能もライセンスの有効期間提供されるので、更新が切れたら購入する形になります。
多くのベンダーさんは、5~7年間のライセンスを含んだ状態でリース契約で提案される事が多いかと思います。弊社はリースではなく、サブスクでご提案。リース審査や契約時の面倒な書類の記入もなく、また成長に合せて機動的にモデルチェンジもご提案可能。本体・ライセンス・設置・保守すべての費用を含んでいます。是非、ご検討ください。